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超音波殺菌装置「ブースカ」

岐阜大学 佐藤教授推薦

佐藤教授

佐藤 健

岐阜大学工学部教授
岐阜県自然環境保全審議会 温泉部会委員
三重県自然環境保全審議会 温泉部会委員

日本人はお風呂好きで清潔好きな民族であることはよく知られています。 そのため、古くから掛け流し式の温泉・銭湯の施設は、多くの人々に愛されてきました。しかし、最近では温泉の湯量不足や省エネルギーのため、毎日お湯を取り替えない循環式浴槽を使用している施設が増えてきています。
循環式浴槽に沢山の人が入ればその分お湯は汚れますが、殆どの汚れはろ過器で浄化できます。しかし、レジオネラ属菌や大腸菌群といった小さな細菌やカビは浄化できず、お湯の衛生状態を保つため、ほとんどの温泉・銭湯では塩素系殺菌剤を投入しています。
塩素系殺菌剤を投入すると、トリハロメタンの発生、肌荒れの原因、温泉湯質の変化により、温泉の楽しみが半減することになります。
塩素系殺菌剤による殺菌効果が万能であれば良いのですが、アルカリ性域の場合や有機物が含まれる場合は殺菌効果が弱く、レジオネラ属菌はもちろん大腸菌群も一般細菌もカビも死滅出来ないため、お湯の衛生状態を保てないという問題が多く発生しています。
その様な中、微生物学分野に卓越した企業と岐阜大学の共同研究により画期的な殺菌装置の開発にこのたび成功しました。
共同開発した殺菌装置は、ある周波数の超音波振動により発生するキャビテーションの強力な気泡崩壊衝撃力を利用するもので、物理的に細菌やカビの細胞膜を破砕し死滅させるため、殺菌効果はお湯の性質によって変化しません。また、殺菌力も紫外線や光触媒を使用した装置と比較して、ずば抜けて強力です。しかも、薬剤の投入を抑えることが出来るため、人体への悪影響は全く心配ありません。
この他にも今回の開発に於いて、様々な超音波の周波数を試験し、殺菌に適した周波数帯や水垢などの配管内の汚れを落とすのに適した周波数帯が判明し特許を出願しました。
(特願2006-121749 超音波殺菌装置及びこれを備える循環式浴槽水浄化装置)
超音波は精密機械の洗浄等の工学分野での活用例は多く知られていますが、今後は細菌やカビの殺菌に於いて様々な分野での活用が期待されます。
より多くの人々に喜んでいただける温泉・銭湯の施設造りにも、この超音波殺菌装置が欠かすことが出来ないアイテムだと考えます。

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