昨今の報道でご周知のとおり、レジオネラ属菌感染症による死亡事件の発生により、循環風呂の施設の衛生環境が注目されるようになって来ました。
施設の立場からすると、レジオネラ属菌感染者を出すと施設の経営の危機になりかねません。
現在の温泉施設では、お風呂の湯を再利用する循環システムを採用し、目に見える汚れはろ過装置で浄化しています。しかし、大腸菌群やレジオネラ属菌といった目に見えない微生物類は、ろ過装置で浄化できず、薬品(塩素)による殺菌に頼っています。
厚生労働省の塩素濃度指導値の0.2~0.4mg/lにしているにもかかわらず、レジオネラ属菌感染症による死亡事件は発生しています。原因として、ろ過装置の洗浄が行き届いていない等もありますが、お湯の性質によっては薬品では殺菌できないケースが多々あります。
最近ではオゾンや紫外線・酸化チタン・銀イオンを使用する殺菌装置も開発されていますが、いずれも殺菌力が弱く、また大変高価なため中々普及が進んでいません。
そこで微生物の分野では実績がある(株)コンティグ・アイ、岐阜大学、(株)山武の共同により、超音波を使用する新しい循環風呂用殺菌装置を開発しました。(特許出願中 特願2006-121749 )
超音波による殺菌は、薬品等の化学的作用の殺菌ではなく、物理的に微生物を破壊するため、お湯の性質によって殺菌効果が低下することはなく、且つ又、お湯の水質も変わりません。
超音波による殺菌システムが、循環式浴槽を利用する温泉、温浴施設の安全のために利用して頂けたらと考えます。